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【ご紹介】精神障害者手帳 -第2弾 取得のメリット・デメリット-

精神障害者手帳について、取得することでどのようなメリットがあるかご存じでしょうか。障害者雇用枠への応募ができるようになることが大きなメリットですが、他にもさまざまなメリットがあります。また、その反対にデメリットについても知っておく必要があります。メリットとデメリットの両方を知ることで、自分は手帳を取得したほうがよいかを的確に判断することに繋がります。前回の概要に続き、今回は手帳取得のメリット・デメリットをお伝えします。

 

メリットはたくさんあって絞るのが難しいですが、ここでは就職に関連する3つを挙げます。

  • 障害者雇用枠での就職・転職活動ができる

障害者雇用とは、障害を持つ方の応募を前提とした雇用のことです。企業には、従業員数に対して一定人数の障害者を雇用する義務があります。障害者雇用枠での応募は、応募者にとって安心して応募できる、障害に合わせた個別対応をしてもらえる可能性が高いです。

  • 障害者就労の支援制度が活用でき,職場に定着しやすい

精神疾患をお持ちの方は、症状のため長期間働き続けることが難しいこともあります。精神疾患をお持ちの方は就労後1年以内に約半分の人が辞めてしまうというデータもあります。しかし、各種サポートを受けながら働くことで定着率が大きく上がることも分かっています。自分に合った様々なサポートを得ながら働くことで、就労を続けやすくなります。

  • 雇用保険が手厚い

障害者手帳を取得すると、失業手当が通常より長い日数もらえます。このため、万が一次の職場で働き続けることが難しかった場合も経済的に安心です。

 

つぎに、手帳取得のデメリットになりうる点も3つご紹介します。

  • 医療機関での診断料がかかる

手帳の申請のため、医療機関での診断料が必要です。費用は医療機関によって異なりますが、おおよそ数千円程度かかることが多いです。

  • 更新が負担になる場合がある

精神障害者手帳の場合、2年に一度の更新が必要で、この手続きが負担になることがあります。手続きは医師の診断書で申請する場合と障害年金証書の写しで申請する場合があります。

  • 障害者という立場に対して葛藤が生じる場合がある

障害者という認定を受け入れることに抵抗感を感じたり、周囲から理解が得られにくい場合があります。そうした状況に対して心理的なストレスを抱えてしまうこともあり、気持ちの整理の工夫や対処法が必要になることがあります。

 

以上のように、第二回では手帳取得のメリット・デメリットを紹介しました。手帳の取得を考える際には、メリットとデメリットの総合的なバランスをみる視点も重要になります。次回は手帳を取得する手続きについてお伝えします。

 

実際にあいち就労支援センターでは障害者手帳を取得して生活が便利になったという方や、障害者雇用の選択肢が広がり自分に合った働き方を見つけられた方がいらっしゃいます。手帳を取得したほうがよいかというテーマについてはプログラムでも扱いますし、担当カウンセラーが相談をお受けします。興味をお持ちの方は、あいち就労支援センターの初回無料カウンセリングをご利用ください

 

 

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