うつ・適応障害

DEPRESSION

ストレス障害とは

STRESS DISORDER

アメリカ精神医学会の診断基準であるDSM-5では、ストレスに関連した障害は、「心的外傷およびストレス因関連障害群」に分類されています。

ストレスは、環境からの刺激(ストレッサー)によって生じた心身の反応で、ストレス反応は、大きく心理面、身体面、行動面に現れます。

中でも仕事上の人間関係や、過大なノルマや締め切りに追われる長時間労働、昇進による責任の増大などは心理社会的ストレッサーと言われ、慢性的なストレス反応は、メンタルヘルス不調のみならず、心身症などの身体疾患を引き起こすこともあります。

心理反応

抑うつ、不安、イライラなど

身体反応

不眠や食欲低下、倦怠感など

行動反応

飲酒や喫煙量の増加など

あいち就労支援センターでは、ストレッサーに対する考え方や、ストレス対処のレパートリーを増やし、これらストレス反応の緩和や、ストレスによる障害の予防、回復のためのストレスマネジメントを行っています。

認知行動療法を専門とする公認心理師と一緒に、ストレスとうまくつきあっていく方法を学ぶことで、より生き生きとあなたらしく健康的に働くことができるようになるかもしれません。

適応障害とうつ

ADJUSTMENT DISORDER / DEPRESSION

仕事上の対人関係などで強いストレスを感じ、気分や思考、行動面の症状が出現すると、社会生活に支障をきたす適応障害になることがあります。

適応障害は、二次的に抑うつ症状を伴うこともありますが、うつ病の症状とは異なり、ストレスを感じる環境から離れることで、症状は次第に改善していきます。

しかし、ストレッサーから距離を置いている間に、ストレス耐性をしっかりと身に着けておかないと、同じようなストレッサーに晒されたときに、症状がすぐに再燃・再発してしまいます。

また、しばしばうつ病の診断を受けている人の中には、適応障害の人が含まれています。

薬物療法と休息でうつ症状が改善したものの、仕事をするたびにうつの再発を繰り返している人は、もしかすると適応障害の傾向があるのかもしれません。

あいち就労支援センターでは、認知行動療法によって、二次的な抑うつ症状を改善するための支援を行うと共に、適応障害の人がストレス耐性を身に着け、ストレッサーに晒されても症状が再燃せずに、働き続けることができるように支援します。

適応障害に陥りやすい
ハラスメント

HARASSMENT

適応障害の中には、上司からのパワーハラスメントやモラルハラスメントによって発症する人もいます。

上司のパワハラやモラハラによって発症し、離職を余儀なくされる人の中には、上司に対する激しい恐怖や怒りなどのトラウマ感情に苛まれ、その会社を辞めた後も、また同じようなハラスメントの被害を受けるのではないかと心配になってしまい、就労に向けた一歩を踏み出せずに悩んでいる人もおられます。

あいち就労支援センターでは、ハラスメントの被害を受けたトラウマ感情の処理を行うと共に、次の就職先では、ハラスメントによる被害を受けないようにするために、行動分析学に基づいたハラスメント対策を行っています。

適応障害の背景にあるかもしれない
大人の発達障害

DEVELOPMENT DISORDER

転職をするたびに適応障害の症状の再燃を繰り返している人の中には、適応障害の背景に発達障害の傾向が隠れていることがあります。

発達障害は、生まれながらの脳機能の凸凹ですが、近年は、大人になるまで発達障害の傾向に気づかれず、社会人になってから不適応を起こし、大人の発達障害と診断される人が増えてきています。

大人の発達障害の中には、高学歴の人も少なくありません。

あいち就労支援センターでは、公認心理師による専門的な職業適性診断によってあなたのやりがいと特性にマッチングした再就職支援をサポートします。

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