自分と仕事についてのギモン
「自分にとって、最適な仕事はなんだろう？」
「自分がなじみやすい職場とは、どんな環境だろう？」
「自分に本当に合った働き方は、どんなものだろう？」
自分と仕事について、こうしたギモンを抱え、一人では答えを出すことができずに悩んだことはないでしょうか。
あるいは、今現在も自分なりの答えを出せずに悩み続けてはいないでしょうか。「自分専用の、お仕事攻略ガイドのようなものがあればいいのに…」
と願ったことはないでしょうか。
私たちは仕事を続ける中で、様々な困りごとや悩みを経験します。
効率よく業務をこなす方法、計画的な業務の進め方、上司や部下や同僚とのスムーズなコミュニケーション…
こうした困りごとに出くわしたとき、自分の性格や能力、適性だけのせいにして、かえって悩みが大きくなってしまうことがあります。
仕事を続けるうえでは、もちろん自分の性格や能力、適性も重要です。
ですが実際には、自分と職場環境、仕事内容、関わる人との『間で』大きなズレ、つまりミスマッチが生じることで、困りごとが引き起こされ、持続している場合もたくさんあります。
「プロファイリング」ってなに？
あいち就労支援センターでは、こうした『自分と仕事の間にあるミスマッチ』を専門のプロファイラーと共に利用者様それぞれが分析し、
再就職に役立てられる形に整理するための支援を提供しています。
この支援を、あいち就労支援センターでは『プロファイリング』とよんでいます。
プロファイリングの流れ
プロファイリングは、利用者様個人がこれまでの働き方や職場でのコミュニケーションスタイルを自分で振り返るためのお手伝いをするところから始まります。
続いて、これまでの働き方やコミュニケーションスタイルと、職場環境とのミスマッチを様々な角度から分析し、
今後の仕事の中でも直面する可能性が高い困りごとの予測をサポートいたします。
そして最後に、こうした『振り返り、分析、予測』をもとに、利用者様が自分なりにうまく仕事と付き合い、長く健康に生き生きと働き続けていくための工夫を模索、実践し、身につけていくことをお手伝いします。
プロファイリングの強み
あいち就労支援センターで取り組むことができるプロファイリングの強みはいくつかありますが、ここでは、代表的な強みを 2 つご紹介します。
１．予測と対策
１つめの強みは、『これまでの経験をもとに今後の職業生活で起こりやすい困りごとを予測し、事前に対策を立てられること』です。
これまで悩んできた経験を心理学の専門的な視点から捉え直し、先に進むための第一歩に変えることができます。
２．自分の変化が目に見える
２つめの強みは、『目に見えやすい行動に着目することで、自分の変化を実感しやすいこと』です。
あいち就労支援センターでのプロファイリングの中心には、『応用行動分析学』という学問の考え方があります。
応用行動分析学では、人の性格や能力など、目には見えにくいものを具体的な言動の傾向として捉え直します。
これによって、支援に取り組むことで自分がどのように変化したのかを把握しやすくなります。
自分の変化が目に見えやすい形で把握できるので、モチベーションや自信、自己肯定感、自尊心の向上などの心理的な変化にもつながりやすくなります。
他にも、自分の傾向や特徴を具体的に知ることができるため、
たとえば就職面接で自分の長所や得意なこと、能力を発揮しやすい環境などを分かりやすくアピールできるようになるなどの良さもあります。
ぜひ、あいち就労支援センターでのプロファイリングを、
今後の職業選択や長く働くためのコツに役立ててください。